おいしいお好み焼きを手軽に作るなら、お好み焼きを使うのが近道。小麦粉から作るとどうしても配合のバランスが難しく、固い生地になってしまいがちです。
それにしても、どうしてもお好み焼き粉は簡単においしい生地が作れるのでしょうか。まだ使ったことがない人にとっては、小麦粉との違いが気になるかもしれませんね。
ということで今回は、「お好み焼き粉と小麦粉の違い」についてわかりやすくおまとめしてみました!
記事の後半では、お好み焼き粉を小麦粉で代用する時の配合についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください(σ^▽^)σ
お好み焼き粉と小麦粉の違いについて
実際にお好み焼き粉の原材料を見てみましょう。スーパーで必ずと言って良いほど見かける日清さんのお好み焼き粉を参考にしてみます。
原材料:小麦粉、デキストリン、食塩、砂糖、風味原料(かつおぶし粉末、こんぶ粉末、煮干し粉末)、かつおエキス粉末、こんぶエキス粉末、かつおぶしエキス粉末、加工でん粉、ベーキングパウダー、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類
引用元: amazon
まぁ、いろいろと入っていますね~。ぱっとみただけじゃよくわからないかもしれませんが、これらの役割はざっくり言ってしまうと「味を付けて風味を良くする」「生地の食感を良くする」の2つに分かれます。
○○粉末とは簡単に言えばだしと同じ役割です。かつお節や昆布に含まれる旨味成分であるアミノ酸が狙いですね。かつお節の「イノシン酸」と昆布の「グルタミン酸」は、組み合わせるとおいしさが大きく向上することで有名です。
食感向上グループ:ベーキングパウダー・加工でん粉・増粘多糖類
お好み焼き粉はベーキングパウダーが入っているのでふわふわになると言う説明をよく見かけますが、面白いのはそれ以外にも、加工でん粉や増粘多糖類で適度なもっちり感もプラスしているところです。さすがです。
それから、原材料名は「使用した重量の多いものから順に記載する」というルールがありますので、ご覧の通り小麦粉がベースであることがわかります。つまり、小麦粉に上のふたつの役割をもたせたものがお好み焼き粉なのです(そのまんまの説明でごめんなさい)。
見た目には小麦粉とそれほどかわりませんが、実はこれほどたくさんの違いが隠れているんですね~(´・∀・)ノ゚
お好み焼き粉を小麦粉で代用する時のコツ!
ここまでお伝えしたとおり、簡単においしく作るという点ではお好み焼き粉を使うのが手っ取り早いのですが、何となく負けた気がするのはわたしだけでしょうか。どちらかと言うと、小麦粉から作った方がお料理している感が出ますので。
なので、生地作りにおけるおすすめの配合をご紹介させていただきます。ちょっと面倒くさいかもしれませんが、お好み焼き粉とは違ったおいしさを味わえるかと思います。ちなみに関西風の生地レシピです((*´∀`))
【2人分】
【混ぜ方】
おだしは白だしを使うとお手軽。わたしのおすすめはヤマキさんの「割烹白だし」です。
② 小麦粉を加えてダマがなくなるまで混ぜる゜*。(*ノД`*)。*°
③ 粗みじん切りにしたキャベツを加えてサックリ混ぜる
粗みじん切りについてははこちらの記事にまとめております!
参考記事:関西風お好み焼き粉のキャベツの切り方
④ 2つに分けて、天かす・紅しょうがを加えて混ぜる
※ 空気を含ませるように底からおおきく混ぜる。混ぜすぎると固くなるのでほどほどにするのがポイントです!
この配合の特徴は、おだしや小麦粉が少なめで長芋が多いところです。生地のふわふわ感を重視していますので、どちらかと言うとやわらかめの食感が楽しめます。ここにお好みの具材をのせて焼きれば完成です。
この配合が気に入ってもらえたら、ここからさらに微調整してあなただけのオリジナルレシピにアップグレードしてみてくださいね(*・∀-)☆
ひとこと。
おつかれさまでした!お好み焼き粉と小麦粉の違いはばっちりご理解いただけたでしょうか。やっぱりこういう専門の粉は便利ですね。時間がない時には助かります。
今回は生地に特化した内容でしたが、焼き方についての記事もありますので、良ければチェックしてみてくださいね!
参考記事:フライパンを使ったお好み焼きの焼き方
お好み焼きの焼き方にはちょっとしたコツがいくつかあります。それらを意識するだけで仕上がりが格段に良くなりますよ♪
それでは、素晴らしいお好み焼きライフをヽ(*´∀`)ノ