突然ですが、巻き寿司を作る時の海苔についてじっくり考えてみたことはありますか?実は、海苔には縦横の向きがあり、裏表もちゃんとあるのです!
しかも、海苔には「乾海苔」「焼海苔」とがあります。主に売られているのが焼海苔なのであまり知られていませんが、乾海苔には乾海苔の良さがあったりします。
このあたりの知識がなくても巻き寿司は作れますが、せっかくなら違いを知っておいた方が便利ですし、何となく格好良い気がします。
ということで今回は、「海苔の向き・裏表・種類」についてわかりやすくおまとめしてみました!
それでは、さらっと人に言いたくなる海苔の豆知識を見ていきしょう(*・∀-)☆
海苔の向きについて
海苔にはサイズがあり、一番大きいサイズのものは「全形」と呼ばれています。全形は縦21cm・横19cmという規格で、一般的に巻き寿司に使われるのはこのサイズになります。おそらく巻き寿司を作ろうとしているあなたのお手元にある海苔もこのサイズなのではないでしょうか。
で、縦横の使い分けなのですが、どちらが正しいというものではありません。どのような巻き寿司を作りたいかによって使い分ければ良いのです。
具体的に言うと…
● 横向き … 具が少ない時・長い巻き寿司にしたい時
という感じに使いわけると良いでしょう。
ちなみに、細巻きを作る場合はこの全形サイズを半分にカット(縦面を横に切る)して使うとちょうど良い感じになります((*´∀`))
海苔の裏表について
ご存知の通り、海苔にはツルツルした面とザラザラした面があります。稀に違う意見もあるようですが、一般的にはツルツルした面が表と言われています。海苔専門店のサイトでもこのように表記されていましたので、こちらで覚えておいて問題ないかと思います。
巻き寿司の場合は、完成した時にツルツルした面(表)が表側にくるようザラザラした面(裏)を上にして酢飯をのせていきます。単純に見た目が美しいという理由が一番なのでしょうが、ザラザラした面の方が酢飯がくっつきやすく巻きやすいというのもあるかも知れません。
余談ですが、ザラザラした面が表側にくるほうが噛み切りやすいという理由から、あえて海苔を逆に巻いている人もいるようです。海苔の向きと同じようにどちらが正しいというものでもありませんが、一般的にはツルツルが表面にくるように使うという認識で良いでしょう。
海苔の種類について
海苔は仕上げ状態により名前や特徴が違います。海苔の原料を整形して乾かしたものが「乾海苔(黒海苔)」で、それを焼き上げたものが「焼海苔」。さらに味をつけたのが「味付けのり」です。
焼海苔と感海苔の違いを比べてみると…
● 焼海苔 … 緑がかっている・風味(旨味)が強い・破れやすい
という感じになります。
冒頭でも少し触れましたが、スーパーなどで売られているのはほとんどが焼海苔の方なので、乾海苔を使う機会は少ないかも知れません。(どちらかと言うと、関西圏で使われることが多いようです)
しかし、乾海苔には破れにくいという特徴がありますので、作ってから食べるまでに時間がある場合に重宝します。お弁当の時や巻き寿司を事前に作って準備しておきたい時などに向いている海苔なのです。
一方、すぐに食べるならやっぱり焼海苔がおすすめ。風味が強く、酢飯に馴染んだ後の口当たりがまろやかなので、食べやすく美味しい巻き寿司に仕上がります。反面、水分を吸うと破れやすいですので、長時間の保存には向きません。ささっと作ってささっと食べちゃいましょう(`・ω・´)ノ
めとめ。
以上、「巻き寿司に使う海苔」についてお届けしたしました!
最後にこの記事の要点をまとめておきましょう。
これで巻き寿司の海苔については完璧ですね。これからはより自信をもって巻き寿司を作ることができるでしょう。わたしも自然に「たまには乾海苔でも使ってみるか」とか言えるように頑張りたいと思います(●´艸`)