片栗粉ってとろみづけにはとっても便利なんですけど、ちょっと手間がかかるのがネックなんですよね。いちいち水で溶いて、火加減にも気をつけないといけません。あまりゆっくり調理できない状況では結構イライラしてしまいます(わたしは)。
そこで考えつくのが、あらかじめとろみをつけてから冷凍するという作戦。
しかし、試してみたことがある人はわかるかと思うんですが、一度冷凍して解凍すると、あれだけあったとろみが解凍後にはどこかにいってしまいます。そして、やけに水っぽいお味に。作り方が悪かったのか、冷凍方法が悪かったのか…。もやもやしちゃいますね
ということで今回は、「片栗粉のとろみは冷凍保存」についておまとめしてみました。
片栗粉のとろみは冷凍できません!
早速ですが、冷凍した片栗粉のとろみが消えてしまったのは、あなたのせいではありません。片栗粉がそういう性質なのです。なので、作り方がどうとか考えるのはキッパリやめてしまいましょう。誰がやっても同じです!
※ 急速冷凍すれば幾分ましとのいう意見もありましたが、家庭用冷蔵庫では限界があるので、当ブログでは冷凍しない方が良いという結論に至りました。
また、味が水っぽくなってしまうのは冷凍&解凍することにより野菜から水分が出てしまうのが原因のようです。それがあんだった水分と混ざっちゃうんですねぇ。残念(´Д`。)
なんだかこれでこの記事終わっちゃいそうな雰囲気ですが、さすがにそんなことはいたしません。ここからはちょっと視点を変えてみましょう。
とろみをつけて冷凍するのは、時間がない時にささっととろみ料理を用意したいからですよね。これを叶えるだけで良いならば、他にも方法はいくつかあるんです。
次の項では、それら方法をまとめてお伝えいたしましょう!
手軽にとろみを手に入れるアイデア3選!
まずはどうしても片栗粉を使いたい場合のアイデアです(`・ω・´)ノ
解凍後にレンジを使う
片栗粉でとろみをつける場合は、お料理を解凍した後に片栗粉を入れることになります。それじゃ手間がかかるじゃないか!と思うかもしれませんが、少量のとろみであれば電子レンジを使えばお鍋を使うよりも簡単お手軽です。
どうせ冷凍したものを解凍するんだから、そのまま電子レンジで加熱すれば一石二鳥じゃないかというわけです。
ただ、このやり方にはちょっとしたコツがありますので、別記事にて詳しく解説しております。やってみようかしらと思っていただけたなら、こちらの記事もチェックしてみてください(´・∀・)ノ゚
コーンスターチを使う
もしあなたのキッチンにコーンスターチがあるなら、片栗粉の代わりとして使うことができます。
しかもコーンスターチでつけたとろみは冷凍&解凍しても分解されにくい性質を持っているので、とろみをつけた状態で冷凍することができます。どうしても先に冷凍しておきたいという場合には便利ですね。
しかし、コーンスターチには別の特徴もあります。
ひとつ目は、片栗粉に比べるととろみをつける力が弱いところ。なので、濃厚なとろみが必要な中華料理にはあまり向いていないことになります。ゆるめのとろみで問題ないという場合にのみおためしください。
ふたつ目は、色がにごってしまうところ。片栗粉のとろみは加熱すると透明になりますが、コーンスターチのとろみは白っぽくなったままです。
なので、色がついても気にならない、もしくはそんなことはもともと気にならないというのが使える条件となります。
みっつ目は、コーンスターチ独特の匂いがあるところ。コーンスターチの原料はとうもろこしなので、じゃがいもが原料の片栗粉とはひと味違った匂いがします。
つまり、「その匂いがお料理の味とマッチするのか」を考えてから使う必要があるんです。ここがちょっと難しいところですね。どちらかと言えば、洋食に向けの調味料だと思います。
これらの特徴に問題を感じなければ、冷凍できるという特徴が活かせますね!
解凍後にとろみ剤を使う
ここまで読んでコーンスターチを買ってみようかしらと思ったあなた、ちょっと待ってください。どうせ買うならもっと良いものがあるんです(●´艸`)
はい、こちらです。一般的に「とろみ剤」と呼ばれるもので、加熱せずにとろみをつけることができるという優れもの。実は今回の記事ではここが一番お伝えしたかった部分です!
わたしもこの商品は実際に使っていますが、味も色もうかない上に、入れる量によってとろみの強さも調節できるのでかなり重宝しています。何より、加熱しないでOKというところが便利なんですよね。
これなら電子レンジで解凍したお料理に入れて混ぜるだけなので、片栗粉のように様子を見ながら加熱する必要がありません。まさに失敗知らず。冷凍する方法をいろいろ考えるよりも、さっと温めてささっととろみ剤を混ぜる方がよっぽどお手軽なのです(*・∀-)☆
ということで、以上の3つが手軽にとろみ料理を用意するための方法となります。ちょっとお金はかかりますが、どう考えても3つ目のとろみ剤を使うのが一番おすすめです!
ひとこと。
おつかれさまでした!残念ながら片栗粉でつけたとろみは冷凍には不向きですが、他にも簡単にとろみをつける方法があることはご理解いただけたのではないかと思います。
調理時間の短縮ととろみの完成度から考えると、やはりとろみ剤です。しつこいなぁ~と思いながら書いていますが、それほどおすすめなのです。ぜひ一度ためしてみてくださいね♪
なんか最後の方とろみ剤しか言ってない気がする…(´Д`。)