洗濯槽は定期的に掃除しているんだけど、最近どうも洗濯物がカビ臭い…なんていう場合、ひょっとしたら原因は糸くずフィルター(ゴミ取りネット)にあるかもしれません。
洗濯機の汚れと言えば洗濯槽!というイメージが強いせいか、糸くずフィルターの汚れは結構忘れられがち。しかし、糸くずフィルターの汚れを放置していると、最終的には「黒カビ」が発生し、せっかく洗った洗濯物がカビ臭くなるということもありえるのです。あぁ、おそろしい(´Д`。)
なので、そうなる前に糸くずフィルターをキレイにお掃除してあげましょう!
ということで今回は、「洗濯機の糸くずフィルターのお掃除方法」についてわかりやすくおまとめしてみました。
記事前半で基本的なお掃除方法を、後半ではカビが生えてしまった時の対処法についてお伝えしております。おうちの洗濯機の糸くずフィルターの状態に合わせてお読みいただるとうれしいです(*・∀-)☆
糸くずフィルターのお掃除方法について
それでは早速、糸くずフィルターのお掃除のやり方についてみていきましょう。糸くずフィルターにも種類はありますが、今回は昔からあるネットがついているタイプのフィルターのお掃除方法になります(σ^▽^)σ
そんなに汚れていない場合
汚れているから調べてるんだよー!とお思いかもしれませんが、一応普通のお掃除方法からお伝えしておきますね。
【準備するもの】
【お掃除の手順】
① 糸くずフィルターをはずす
なにわともあれ本体から糸くずフィルターをはずしましょう。機種によってはずし方に若干の違いはありますがそれほど難しい作業ではないかと思います。もしわからない場合は説明書、もしくはネットで型番を検索してはずし方を確認しておきましょう。
② はずした時の本体側の汚れもチェック
ここ、重要です。糸くずフィルターにはそれほど汚れがなかったとしても、本体側には汚れがついているかもしれません。カビまでいかなくても、ピンク汚れくらいなら十分考えられます。
ちなみにこのピンク汚れは、「ここにはカビが発生しますよ!」というサインでもあります。見つけた場合は、軽視せずにしっかりお掃除してあげましょう。
③ ネットの中のゴミを捨てる
ネットを裏返し、ゴミをペロンと剥がして捨てます。ネットの縫い目付近にはゴミがたまりやすいので、取れる範囲でしっかり取り除いておきましょう。
④ 洗面器にぬるま湯を入れる
⑤ お湯につけてブラシで洗う
本体に取り付けるプラスチック部分の汚れは、ぬるま湯につけて洗うと簡単に汚れが落ちていくかと思います。ブラシを使ってすみっこの細かい部分までしっかり汚れを落としておきましょう。手で取れなかったネットのゴミもお湯の中なら取れやすくなるはずです。
⑥ すぐ使わないなら乾燥させる
すぐ使う場合は使って問題ありませんが、お掃除の後にもう洗濯する予定がないのであれば、風通しの良いところで一度乾燥させましょう。
ピンク汚れもカビも水気があるところに発生するので、濡れた状態で取り付けるよりも、乾燥させてから取り付ける方がカビ防止の観点からみてもおすすめです。
⑦ 本体側の汚れもブラシでお掃除
②のチェックで汚れが見つかった場合は、フィルターを取り付ける前にお掃除しておきましょう。目に見えるレベルの汚れの中にはかなりの数の雑菌が潜んでいるので放置してはいけません。繰り返しになりますが、カビの温床となります(´Д`。)
⑧ 元通り取り付けてお掃除完了!
これで普段のお手入れは完了です。毎日お掃除するのは大変ですので、がっつりのお掃除は10日に1回くらいを目安にしてみてはいかがでしょうか。あ、ネットの中のゴミはもっとこまめに捨ててくださいね!
カビが生えちゃった場合
ある意味ここからが本題です。ゴミは捨ててるけどちゃんとした掃除は何年もしていないという糸くずフィルターには、相当頑固な汚れが付着していることでしょう。ひょっとしたらカビも発生しているかもしれませんね。はい、これを機に何とかしましょう。
【準備するもの】
【お掃除の手順】
①~⑤までは先述したお掃除方法といっしょなので割愛させていただきます。ただ、②の本体側の汚れはしっかり確認しておきましょう。すでにカビがびっしりという可能性もあります。多分、一目でわかると思いますが…。
⑥ 漂白剤で殺菌漂白
ある程度汚れが落ちたら、もう漂白剤につけてしまいましょう。一定レベルをこえてしまった汚れは手でやるよりも漂白剤を使った方が効率的です。カビをしっかりやっつけましょう。
本体取り付け部分の裏側、変色したネットなど気になるところは全部漂白です。頑固な汚れには直接かける泡タイプがおすすめ。それほどでもないなら洗面器で薄めた漂白剤につけるやり方で十分です。
※ 塩素系漂白剤を使う場合は、酸素系の洗剤は絶対に使わないでくださいね。有毒ガスが発生してしまいますので!
⑦ 漂白剤を洗い流す
洗濯機の中に入れるものなので、漂白剤はしっかりと洗い流しましょう。
⑧ 残っている汚れをブラシで落とす
もし汚れが残っていたら、もう一度ブラシで仕上げのお掃除をしてあげます。頑固な汚れも漂白剤で取れやすくなっているはずなので、取れる汚れであればこれでキレイになるかと思います。
⑦ すぐ使わないなら乾燥させる
⑨ 本体側の汚れもブラシでお掃除
洗濯槽に直接塩素系漂白剤をかけるのもどうかと思いますので、大変ですが、まずはお湯とブラシで頑張ってみてください。あまりに汚れが頑固な時は、洗濯槽用の漂白剤を使って洗濯槽ごと洗ってしまいましょう。それからもう一度ブラシでお掃除すれば取れやすいかと思います。
細かいところは、爪楊枝、綿棒、メラミンスポンジなどを使えば比較的楽にお掃除できますよ。昔リサイクルショップでバイトしていた時に教えてもらったお掃除方法です。
⑩ 元通り取り付けてお掃除完了!
はい、おそらくここまで頑張れば取り付け部分の汚れはすっかりキレイになるかと思います。ただ、ネットの方は汚れ具合によってはあまりキレイにならないかもしれません。そんな時は割り切って、ネット部分を交換した方が良いかもしれませんね(´Д`。)
ひとこと。
おつかれさまでした!文章で見ると結構大変そうに見えるかもしれませんが、実際やってみるとそれほどたいした作業ではありませんのでご安心を。ぜひこの機会に糸くずフィルターをお掃除してあげてください。
キレイな糸くずフィルターで、気持ちの良いお洗濯をしましょうヽ(*´∀`)ノ