潮干狩りに向いている日について調べてみると、必ず「大潮」という言葉が登場します。大潮はその月の中で潮が大きく引いてくれる期間(干満差が大きい)のなので、潮干狩りに最適なんです。
ただ、あなたの潮干狩り予定日が都合よく大潮だとは限りません。大潮にお休みを合わせられれば良いのですが、そんなことばかりは言ってられませんよね…。
ということで今回は、「大潮以外の日の潮干狩りはどうなる?」というテーマでお伝えしていたします!
結論を先にお伝えしておくと、場所によっては小潮でも潮干狩りができる場合があります。無理して予定をずらすよりも、できる場所を探した方が楽かもしれませんよ(*・∀-)☆
潮干狩りの基礎知識。大潮・中潮・小潮について
今回の内容は普段あまり耳にしない言葉が多いですので先に解説しておきましょう。すでにご存知の場合はスルーしていただいて問題ありません。
冒頭でも触れた通り、一月の中で最も干満の差が大きい期間のことを指します。干満の差が大きいということは、潮がよく引いてくれるということですので、その分潮干狩りができるスペースが広くなります。これが大潮が潮干狩りに向いているという言われている理由なんです。
● 中潮(なかしお)
大潮と小潮の間の期間のことを指します。潮見表によっては大潮になっている日が中潮になっていることがありますが、これは潮見表を作る時の定義が違っているためにおこるものですのであまり気にしないでOKです。中潮も潮干狩りには適しています。
● 小潮(小潮)
大潮の反対で、干満の差が小さい期間のことを指します。もうおわからりかとは思いますが、潮干狩りができるスペースが狭くなるので小潮は潮干狩りに向いていません。
ただし、向いていないだけで、場所によってはできなくもありません。ここが今回のポイントです。詳しくは次の項にて!
以下の2つもたまに見かけるので、覚えておいても損はないかと思います。
● 長潮(ながしお)
小潮の終わりの日を指します。潮の変化が最も少ないので潮干狩りには向いていません。
● 若潮(わかしお)
長潮を過ぎて徐々に大潮に向かっていく最初の日を指します。干満の差はこれから大きくなっていきます。
この5つを並べると…
というように変化しながら繰り返していきます。潮干狩りに関してならこのくらいの知識があれば十分かと思います(*´ε` *)
場所によっては大潮以外でも潮干狩りは可能!
ちょっと長くなってしまいましたが、いよいよ本題に入ります。最初にお伝えした通り、場所によっては大潮以外の日でも潮干狩りは可能です。中潮は干満の差がまだ大きいですので、シーズン中ならどこの潮干狩り場でもほとんど営業しているでしょう。ということで中潮はクリアです。
問題は「小潮」。多くのサイト(当ブログ含む)で小潮は潮干狩りに向いていないと書かれています。たしかにこれは本当で、潮干狩りができるスペースが狭くなるという意味では向いていません。ただ、絶対にできないかと言うとそうでもないんです。
というのも、海岸にはいろんなタイプがあって、遠浅になっている部分が広い海岸については、潮の引きが弱い日(小潮・長潮・小潮)でも潮干狩りができる場合があるのです。これが今回一番お伝えしたかった情報となります。
潮干狩りのメッカ、千葉の潮干狩り場で比べてみるとよくわかります。
どちらも有名な潮干狩り場ですが、潮見表をよく見比べてみると営業日に違いがあるのがわかるかと思います。
例えば、2018年4月8日は小潮で木更津海岸はお休みになっていますが、富津海岸の方は普通に営業しています。このように潮干狩り場によって海岸の特徴が違うので潮干狩りができる日にも違いがあるのです。
なので、どうしても小潮の日にしかお休みが取れないという場合は、小潮でも営業している潮干狩り場を探してみると良いでしょう。この場合、潮見表(営業日)がしっかり掲載されている有料の潮干狩り場をおすすめいたします。無料の潮干狩り場はどうなるかわかりませんので。
まとめると、大潮以外では中潮は普通にOK。場所や時期によって違いはあるものの、小潮・長潮・若潮でも潮干狩りができる場合があるということになりますね!
潮干狩りに行く時間帯についてはこちらの記事で詳しくおまとめしています(´・∀・)ノ゚
参考記事:潮干狩りに行く時間帯は潮見表を参考に!
ひとこと。
おつかれさまでした!ここまで読んでいただければ、潮干狩りができる日についての知識はばっちりかと思います。
お休みの予定が大潮に合わなくても、いきなり諦める必要はありません。ひょっとしたら行ける範囲に営業している潮干狩り場があるかもしれません。
大潮のようにベストタイミングとは言えませんが、行かないよりはましです。小潮の潮干狩りでもきっと素敵な思い出になりますよヽ(*´∀`)ノ