お昼ご飯にちゃちゃっとお好み焼きでも作ろうかと戸棚を開けてみると、肝心の薄力粉が切れていて強力粉しかない…。たま~にありますよねぇ(´Д`。)
こんな時あたまに浮かぶのは「強力粉でお好み焼きを作ったらどうなるんだろうか?」という至極まっとうな疑問です。
そこで今回は「強力粉で作ったお好み焼き」にスポットを当てて、あーだこーだと書き連ねてまいります。
タイトルどおり、あなたが実際に作る前の参考にしていただけるとうれしいです(*・∀-)☆
強力粉で作ったらどうなるか?
強力粉の説明は後回しにするとして、まずは強力粉でお好み焼きを作るとどうなるかについて書いていきましょう。
ネットで実際に作った人の感想を見てみると、
両極に偏った意見が多く見受けられました。
ちなみにわたしの意見は、「使い方による」です。強力粉を薄力粉やお好み焼粉のようにたっぷり使って、しっかり混ぜるたりすると、そりゃ固くなります。強力粉とはそういうものです。
おそらく「固すぎる!」となった人はそういう使い方をした人で、「おいしかった」となる人は、強力粉の性質を理解した上で上手に使ったのではないかと思います。その証拠に、強力粉を使ったレシピはちょっと検索するだけでも大量に出てきますからね。やはり、使い方次第なのではないかと思うのですo(-`д´- o)
ということで、お好み焼きを強力粉で作ったらどうなるか?という疑問に対しての答えは、「適当に作って失敗したら最悪だけど、上手に使えばもちっとしたおいしいお好み焼きに仕上がる」という感じでいかがでしょうか。
ここまで読んだ上で、それでもチャレンジしようという場合は、以下の内容がお役に立つのではないかと思います!
強力粉と薄力粉とお好み焼きの違い
お料理をする上でこの3つの粉の違いを理解しておくことは、今後のお料理人生の中で必ず活きてくるでしょう。もちろんお菓子作りにも活きてきます。
さて、まず強力粉と薄力粉の違いは、中に含まれるグルテンの量の違いです。グルテンというのはタンパク質の固まりのことで、非常に弾力性のある物質です。まぁ、ガムみたいな感じですね。これが加熱されるとさらに固くなるので、もろにお好み焼きの生地に影響を与える存在というわけです。
ちなみにそれぞれの含有量は、強力粉は13%以上、薄力粉は8%以下となります。
ご覧いただければわかるように、薄力粉の倍くらいグルテンを含んでいる強力粉を、薄力粉と同じように使うと生地が固くなってしまうのは当然のことなのです。
この違いをしっかり理解していれば、薄力粉の代用として上手に強力粉を使いこなすことも可能になってくるでしょう。
あ、お好み焼き粉を忘れてました。お好み焼きは小麦粉におだしやベーキングパウダーなどを加えることで、おいしくふっくら焼き上がるように配合した粉のことです。なので、材料さえそろえば小麦粉だけでも別に問題はありません(`・ω・´)ゞ
強力粉を上手に使うポイントは?
それでは最後に、強力粉をお好み焼きに使う時のコツについて、わたしなりにお伝えしてまいります。基本的には小麦粉を使ってふわふわに仕上げる方法とそれほど大きな差はありません。その中から大切だと思うところを抜粋しておきます!
参考記事:お好み焼きをふわふわにする方法を解説♪
● 長芋をたくさんに入れる
長芋をたくさんつかうのは、長芋のふんわり効果を期待すると同時に、生地に使う小麦粉の量を少なくするところにあります。長芋とキャベツがメインで、小麦粉はあくまでも最低限のつなぎといった感覚です。
● キャベツをたくさん入れる
お好み焼きをおいしくする簡単なコツはキャベツをたくさん使うことです。キャベツは「粗みじん切り」にすることで、適度な食感を残すとともに、切り口から出る余分な水分を減らすことができます。
こうすることで生地内の小麦粉に含まれる水分量が減り、べちゃっとなってしまうのを防ぐことができます。強力粉を使ったとしてもこのあたりは同じでしょう。
● 生地は混ぜ過ぎない
小麦粉は水分を加えて混ぜれば混ぜるほどグルテンが形成されて固くなっていきます(限度はありますが)。グルテンの含有量の多い強力粉の場合、混ぜすぎるとえらいことになります。つまり、混ぜすぎないのがコツです。できるだけ強力粉のグルテン形成をおさえましょう。
● おだしは冷ましてから使う
グルテンは熱が加わると固くなるので、おだしをとった場合はしっかり冷ましてから使うようにしましょう。
はい、わかりやすいところを挙げるとこんな感じになります。他にも焼き方などのコツもありますので、ぜひ上のリンク先の生地もチェックしてみてくださいね(ノ*・ω・)ノ*
ひとこと。
おつかれさまでした!いかがでしょう、強力粉は使えそうだと思いませんか?戸棚に強力粉しかなくたって、がっかりすることはありません。繰り返しますが、使い方次第です。
最初はこれだと思ったレシピを忠実に再現してみるのがおすすめです。慣れてきたらあなたなりに配合をアレンジしてみるのも面白いでしょう♪
強力粉を上手に使って、もっちりお好み焼きを焼き上げましょうヽ(*´∀`)ノ