お店で出てくる茶碗蒸しって、具がちゃんと上の方にもありますよね。あれ、よくよく考えてみると不思議です。だってお家で茶碗蒸しを作ると具が下の方に沈んじゃいますから。う~ん、気になる。
で、早速調べてみたところ、茶碗蒸しには「二段蒸し」という具が沈まないための作り方が存在していました!おかげで疑問もすっきり解決です。
ということで今回は、「二段蒸しを覚えて茶碗蒸しの具を沈まないようにしよう!」というテーマで進めてまいります。
この技をマスターすれば、あなたの茶碗蒸しが何倍も素敵に仕上がりますよ(●´Д`●)
具が沈まないための技法「二段蒸し」!
それではさっそく具が沈まないようにする方法を解説していきましょう。使うテクニックは、先程から出てきている二段蒸しのみです。
二段蒸しをする場合は卵液を一度に全部入れずに、半分~6分目くらいまでにして一度蒸し固めます。そして、固まった卵液の上に具材と残りの卵液を入れて、再度蒸し上げるのです。
要するに、卵液の土台を作って、その上に具をのせて沈まないようにしましょうというお話です。知ってしまえば実にシンプルな技法ですが、これを考えた人は頭が良いですよねぇ。わたし、ちょっと感動してしまいました。文字通りの二段蒸しです。
もちろん底に沈めておきたい具材は一段目にいれておけばOKです。こうすれば、上から下までまんべんなく具の入った茶碗蒸しを作ることができますね。
さらに、二段目に入れる具材が卵液の表面からちょっと顔を出すようにしておけば、いつもの茶碗蒸しがお店レベルの見た目にグレードアップします((*´∀`))
二段蒸しの手順を簡単に解説!
ここからは、二段蒸しをする際の手順について見ていきましょう。
>どこにどんな具を配置するかを先に決めておきましょう。作り始める前にある程度イメージが固まっている方がスムーズに進めることができます。特に下段に入れたい具材は最初に決めておかないと蒸してからでは手遅れになります。
② 具を用意する
下ごしらえが必要な具は先に済ませておきましょう。
③ 卵液を作る
卵とおだしを混ぜて卵液を作ります。卵とおだしの黄金比は1:3です。おだしが多すぎると固まりにくくなるので、ちゃんと計って混ぜるようにしてくださいね!
④ 蒸し器を加熱する
茶碗蒸しのコツは蒸気の上がった蒸し器に入れることなので、水をしっかり沸騰させましょう。
⑤ 下段の具と卵液を器に入れる
一段目の卵液は半分~6分目くらいが目安です。上段に入れる具の量を考えて下段の高さを決めましょう。
⑥ 蒸し器に器を入れて一回目の蒸し
蒸し器に器を入れた後は強火で1~2分加熱します。その後は弱火(中火)で5~7分くらい蒸し上げます。この時完全にフタをすると温度が上がり過ぎて「す」が立ってしまうので、フタは少しずらすのがポイントです。
⑦ 残りの具材と卵液を入れて二回めの蒸し
一段目が固まったら、残りの具と卵液を入れて二回目の蒸しに入ります。蒸し時間は一回目の蒸しと同じでOKです。火を止めた後は5分くらい蒸らしておくと良いでしょう。
⑧ 仕上がりをチェック
爪楊枝をさして、卵液が出てこなければ完成です。美味しくいただきましょう!
二段蒸しは途中で蒸し器のフタを開けるので、どうしても蒸し器内の温度が下がってしまいます。モタモタしていると仕上がりに影響してしまうので、やはり具材をどう配置するかを決めておくことが大切だとわたしは思います!
ひとこと。
おつかれさまでした!これで味だけでなく見た目も素晴らしい茶碗蒸しを作ることが出来ますね。下の方に具材がゴロゴロ沈むこともなく、口の中で素敵なハーモニーを奏でてくれることでしょう。
二段蒸しを使ってお店顔負けの茶碗蒸しを作っちゃってください(*・∀-)☆