今回は、山うどとうどの違いについて、わかりやすくおまとめしてみました＾＾
春になると、スーパーや八百屋さんで見かける「うど」。
その中には、真っ白でスラリとした軟白うどと、緑がかったワイルドな見た目の山うどが並んでいることがあります。
同じ「うど」なのに、どうしてこんなに色や形が違うのか、不思議に思ったことはありませんか？
実は、山うどと軟白うどは育て方や味わい、香り、食感に大きな違いがあるんです。
山うどは自然の中でのびのびと育つので、香りが豊かでほんのりとした苦みが特徴。
一方の軟白うどは、日光を遮って大切に育てられるため、クセが少なくやさしい味わいに仕上がります。
そして、お料理の仕方によってもうどの美味しさがぐんと引き立ちます。
下処理を丁寧にすることでうど特有のシャキシャキ感をしっかり楽しめますし、火を通しすぎないのもポイントです♪
天ぷらにすればサクッと香ばしく、炒め物や和え物にするとまた違った風味が楽しめますよ！
記事本文では、山うどと軟白うどの違いを詳しくご紹介するとともに、
など、ご家庭で役立つ情報をお届けしていきます(´･∀･)ﾉﾟ
山うどと軟白うどの違いについて詳しく解説！
まずは、山うどと軟白うどの主な違いをまとめてみました！
- 見た目：山うどは緑色がかっており、軟白うどは白い
- 栽培方法：山うどは自然の中で育ち、軟白うどは日光を遮って栽培される
- 味の違い：山うどは香りや苦味が強め、軟白うどはクセが少なく食べやすい
- おすすめの食べ方：山うどは天ぷらや炒め物、軟白うどはサラダや酢味噌和えに
- 栄養価：山うどは抗酸化作用のあるクロロゲン酸がやや多く含まれている
- 市場での流通：山うどは春に限定的に出回り、軟白うどは通年販売されている
それぞれの特徴をより詳しくひとつずつ解説していきますね(´･∀･)ﾉﾟ
見た目の違い
山うどと軟白うどは、まず色や形が大きく違います。
山うどは自然の中で育つため、茎が緑色でしっかりとした葉がついているのが特徴。表面にはうっすら産毛のようなものがあり、触ると少しザラザラとした感触があります。
お次は山ウド✨
— sharp (@marujuu) May 19, 2024
飲みながら何か作ります😁 pic.twitter.com/8SrDZV5kMY
全体的にワイルドで、まさに「山菜らしさ」を感じる見た目をしています！
一方、軟白うどは日光を浴びずに育つため、茎が白く全体的にスラリとした柔らかい印象が特徴。葉の部分もうっすら黄白色をしています。
良いポストがなかったのが残念です…(´Д｀。)
栽培方法の違い
名前の通り、山うどは主に山や森林の中で自然に育つうどを指します。
落ち葉が積もったふかふかの土の中で成長し、たっぷりの太陽を浴びることで茎や葉がしっかりと緑色になります。
自然の恵みをいっぱい受けて育つため、山菜らしい力強さがあるのが特徴です。露地栽培されることもあり、春の訪れとともに市場に並ぶ季節の味覚です。
一方、軟白うどは畑やハウスで大切に育てられるうどのことを指します。
発芽したあと茎の部分に光が当たらないように、そっと土をかぶせたり、遮光フィルムで優しく覆ったりして育てます。
こうすることで、茎が緑にならず、ふんわりとやわらかい食感に仕上がるのです。
同じ「うど」でも、育つ環境が違うだけで、こんなに見た目や食感に変化が出るんですね＾＾
味の違い
山うどはふわっと広がる香りと、ほんのり感じるほろ苦さが特徴です。山菜ならではの風味があり、食べ慣れるとその独特の味わいがクセになるほど。
天ぷらにすればサクッとした食感とともにほろ苦さがやわらぎ、春らしい香りが引き立ちます。和え物にするとさっぱりとした味つけと相性がよく、春の香りを存分に楽しめますよ。
一方、軟白うどは苦味が少なくクセのないマイルドな味わい。シャキシャキとした歯ごたえが心地よく生のままでも食べやすいので、サラダや酢味噌和えなどにもぴったりです。
やさしい風味なのでどんな料理にも馴染みやすく、幅広くアレンジできるのも嬉しいポイントですね！
食べ方の違い
山うどはその香りとほろ苦さを活かした料理がおすすめ。天ぷらにすると、サクッとした食感とともに風味が引き立ちます。
特に穂先の部分は、軽く揚げるだけで絶品(●´艸｀)
和え物にするとさっぱりとした味付けとよく合い春の味わいを存分に楽しめます。その他、炒め物にも向いていて、味噌や醤油でしっかり味をつけるとコクが増してご飯にもぴったりです♪
軟白うどはクセがなくマイルドな味わいなので、生のままサラダにするとシャキシャキ感を楽しめます。
酢味噌和えにするとさっぱりとした味わいが際立ち春らしい一品に。さらに、煮物に加えると他の食材の旨みをじんわり吸い込んで、やさしい味わいに仕上がります。
軽く湯通ししてから調理すると、甘みがより引き立ちますよ！
栄養価の違い
山うどと軟白うどは、どちらも低カロリーで食物繊維が豊富な体にやさしい食材です。
これらの多くのは共通していますが、「クロロゲン酸」は山ウドの方が多めに含まれているという違いがあります！
市場での流通と価格の違い
山うどは春先の限られた時期にしか出回らない、ちょっと特別な食材です。自然の環境で育つため、収穫できる量が天候に左右されやすく市場に出る時期や価格が変動しやすいのが特徴。
なので、見かけたら「春の味覚」としてぜひ味わっておきたいですね！
一方、軟白うどはハウス栽培などによって一年を通して生産されているので、スーパーなどで安定して購入できます。
特に春先には出荷量が増え、お手頃な価格で手に入ることが多いのも魅力のひとつ。季節を問わず楽しめるので、日々のお料理にも取り入れやすいですね♪
ちなみに、山ウドが出回る時期には通販でも買えたりします(●´艸｀)
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うどの調理時のポイントや注意点についても紹介！
うどはシャキシャキとした食感と爽やかな香りが魅力です。
調理の仕方次第でその良さを引き出すことも、損なうこともあるので、ちょっとしたコツを知っておくとより美味しく楽しめますよ♪
酢水にさらして変色防止
うどは切ったあとすぐに酢水にさらすと白さが保たれ、見た目がきれいに仕上がります。特に生食や煮物にするときは、このひと手間が大切♪
皮はむいて食べやすくする
皮には食物繊維が多いですが、硬さがあるためむいてから使うと食べやすくなります。むいた皮も細切りにしてきんぴらにすれば、無駄なく美味しく楽しめますよ。
味付けは薄めがベスト
うどの爽やかな香りを活かすには、醤油や味噌などの濃い味付けは控えめにするのがポイントです。シンプルな味付けにすると素材の風味が引き立ちます！
炒め物は短時間でサッと
中火で1〜2分ほど炒めるとシャキシャキ感が残って美味しく仕上がります。火を入れすぎると水分が出て食感が損なわれるので短時間で手早く仕上げるのがコツ。
煮物は短めに火を通し、余熱で味をなじませる
5分ほど煮たら火を止めてそのまま冷ますと味がしっかり染み込みます。煮すぎると食感がなくなってしまうので注意しましょう。
天ぷらは高温でサクッと揚げる
170〜180℃の油で30〜40秒ほど揚げると、うどの風味を閉じ込めながらサクッと仕上がります。長く揚げすぎるとパサつくので短時間でカラッと揚げるのがポイントです＾＾
山うどと軟白うどの違いについてのまとめ
山うどと軟白うどはそれぞれに個性があり、見た目や育ち方、味わいが大きく違います。
山うどは自然の中でのびのびと育つため、香りが豊かでほんのり感じるほろ苦さが特徴。一方、軟白うどはクセが少なく、やわらかい食感が楽しめるのが魅力です。
調理する場合の違いとしては、山うどはしっかりアク抜きをし、火を通しすぎないのが美味しく仕上げるコツ。
軟白うどは軽く水にさらすだけでOKですが、シャキシャキ感を活かすために短時間で仕上げると、より風味が引き立ちます。
うどは天ぷらにすればサクッと香ばしく、炒め物や酢味噌和えにするとまた違った味わいが楽しめますよ♪
ちょっとした下ごしらえや調理法を工夫するだけで、うどの美味しさをぐっと引き出せます。
山うどの力強い風味を楽しみたい方も、軟白うどのやさしい味わいを堪能したい方も、ぜひ春の味覚を食卓に取り入れてみてくださいね(*・∀-)☆
