今回は、ごぼうは中がスカスカでも食べられるのかどうかについておまとめしました^^
シャキシャキとした食感が特徴のごぼうですが、時々カットしてみると中がスカスカになっていることがあります。
一瞬ギョッとして不安になりますが、結論からお伝えするとこの状態のごぼうは食べても特に問題はありません。美味しさは半減していますが…。
これはごぼうが育ち過ぎてしまったり、保存状態が悪く水分が抜けてしまった場合に発生する現象です。
記事本文では、
などのついてもお伝えしているので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね(*・∀-)☆
ごぼうは中がスカスカでも食べられる!
繰り返しになりますが、ごぼうは中がスカスカになっていても食べられます。
スカスカになっているのは、いわゆる「す」が入っている状態で、別に腐っているというわけではありません。なので、食感が気にならないように工夫すれば良いというわけです!
「す」というのは簡単に言うと食品の中に出来た空洞のことを指します。
ごぼうだけでなくじゃがいもや人参など繊維質の多い根菜類の水分が抜けてしまった場合などに起こりやすい症状と言えます。
茶碗蒸しや手作りプリンなどに気泡が入って小さな空洞ができることがありますが、あれも同じですね^^
ごぼうの場合は繊維にそってすが入ることが多く、それらがつながって輪のような黒い線が浮き上がることがしばしば起こります。
見た目は悪いですが、真っ黒になっていない程度であればまだまだ美味しく食べられますよ♪
ちなみに、スカスカになっているだけでなく、
みたいな状態になっているものは食べられませんので、諦めて処分するようにしましょう。
カットしてみて、小さな空洞がいくつかある程度であればまだ食べられるとお考えください!
ごぼうの中がスカスカになる原因と対処法
ここからは、ごぼうの中がスカスカになってしまう原因と対処法についてまとめていきます。
今後同じような状態に遭遇しないためにも、ぜひチェックしておいてくださいね(´・∀・)ノ゚
ごぼうがスカスカになる原因
冒頭でも軽く触れましたが、ごぼうがスカスカになるのはごぼうの中の水分が少なくなってしまうことに原因があります。
さらに、ごぼうの中に水分が少なくなってしまうのは、
のふたつが要因として考えられます。
まず、ごぼうをはじめとする根菜類は、組織が外側に向かって成長します。そして、どんどん成長が進むにつれて次第に内部が割れてきて、繊維の中に空間(亀裂)ができてしまいます。
これが先程から説明している「す」の正体です。
また、成長し過ぎていなくても、洗いごぼうやカットしたごぼうなど水分が抜けやすい状態のまま保存した場合にも同じような状態になってしまいます。
庫内が乾燥している冷蔵庫に剥き出しで放置してしまうと、あっという間に水分が抜けてこのような状態になってしまうので注意が必要です!
スカスカになったごぼうの対処法
残念ながら、一度スカスカになってしまったごぼうを「す」のない状態に戻す方法はありません。
なので、部分的にスカスカになっている場合はその部分をカットしてから食べるのが一番の対処法となります。
もし全体的にスカスカになっている場合は、食べ方(調理法)を工夫してパサパサ感が気にならないようにしてあげるのが唯一の対処法と言えるでしょう!
すの取り除き方とおすすめの食べ方については、次の見出しで詳しくお伝えしますね(´・∀・)ノ゚
古くなったごぼうにおすすめのレシピと調理のコツを紹介!
それでは、中がスカスカになってしまったごぼうの美味しい食べ方(調理法)についてみていきましょう!
まずは、調理する時のポイントをお伝えしますね♪
古くなったごぼうの調理のコツ
スカスカになって食感が悪くなったごぼうを美味しく食べるコツは、
の3つとなります(`・ω・´)ノ
スカスカになったごぼうがおいしくない理由はやはり、そのモソモソとした食感にあります。
なので、断面から数センチなど部分的にすが入っている場合は、思い切ってその部分をカットしてから使うようにしましょう。
少し多めにカットして、その断面がスカスカになっていなければ、後はいつも通り調理して問題ありません。
多少水分は少なくなっているかもしれませんが、ほとんどわからないレベルだと思います^^
次に全体的にスカスカになっている場合ですが、この場合はささがきやみじん切りなどすが入っていることが気にならないサイズにカットしてから使うのが正解です!
こうすることで、食感の悪さをごまかせますし、味がつく面積が増えるので味的にもごまかしがききます(´・∀・)ノ゚
そして3つ目なんですが、中がスカスカになっている状態のごぼうは通常よりも風味が落ちている場合が多いので、その分濃い味付けをして美味しさを補います。
ここまで気を配れば、多少スカスカになっているごぼうだっとしても、それなりに美味しくいただくことができますよ♪
古くなったごぼうにおすすめのレシピ
せっかくなので、具体的なレシピもいくつか紹介しておきますね(●´∀`)ノ
ごぼうと鶏肉の時短炊き込みご飯
鶏肉や油揚げなど風味豊かな材料と一緒に調理することでごぼうの風味の劣化をカバーします。また、ごぼうをささがきにしているので食感も気になりません^^
ピーラーを使ってささがきにすれば下ごしらえも簡単です。仕上げに味付け海苔を割いてのせるとさらに風味アップで美味しいですよ♪
【材料 3~4人前】
【作り方】
下準備:米は研いで30分ほど浸水をし、水切りをしておく。人参、ごぼうは皮むいておく
① ごぼうはピーラーを使ってささがきにし、5分程度水にさらす。
② 人参を細切りにする。ごぼうに合わせてささがきでもOK。
③ 鶏モモ肉を一口大に切る。
④ 炊飯器に米、(★)を入れて3合のメモリまで水を入れる。
⑤ ①、②、③を入れて炊飯する。
⑥ 炊き上がったらしゃもじで混ぜ合わせ、茶碗によそいで味付けのりをふりかければ完成!
ごぼうフレーク
ごぼうをみじん切りにすることで食感が気にならなくなります。また、風味の強いごま油を使うので、風味の弱さも十分カバーできます!
そのまま食べても美味しいですし、サラダや冷や奴などのトッピングにすれば良いアクセントになりますよ(●´艸`)
【材料】
【作り方】
① ごぼうを0.5センチ角くらいの大きさに包丁で切って水に5分程度さらす。
② フライパンにごま油をしき、下準備で水気を切ったごぼうを加えて中火で炒める。
混ぜるのではなく、フライパンをゆするイメージであげ焼きにするのがポイントです!
③ ごぼうがきつね色になり、カリカリになったら火を止めて完成。
焦げ付きやすいので、目を離さないように注意してくださいね(*´ε` *)
ごぼうのピリ辛やみつきフライ
醤油やみりんでしっかり味付けするので、古くなったごぼうの風味の劣化をカバーできます。
また、油でカリッカリに揚げるので、ごぼうにすが入っていてもほとんど気になりません^^
【材料】
【作り方】
下準備:ごぼうの皮を軽く剥き、4センチ幅に切って水に5分程度さらす。太い部分は縦に切る。
① 水気を切ったごぼうを耐熱皿に並べ、上から水をふってふんわりとラップをする。
② 600Wのレンジで3分程度加熱する。
③ 熱いうちに(★)の中にごぼうを10分程度浸けこみ、味を染み込ませる。
味をしっかり目につけたい場合は、お鍋で炊き合わせるとより味がしみこみますよ♪
③ キッチンペーパーでごぼうの水気を切って、全体に片栗粉をまぶす。
ボウルを使っても良いですが、ビニール袋に材料を入れてフリフリすると手軽です!
④鍋に油を入れて170度に熱し、カリカリになるまで揚げれば完成。
お好みで七味唐辛子をふりかければお酒のおつまみに最適ですヽ(*´∀`)ノ
まとめ
以上、ごぼうは中がスカスカでも食べられるのかどうかについてお届けしました^^
ごぼうは中がスカスカになっていても基本的には食べられますが、水分が抜けてしまっている状態なので食感も風味を普通の状態よりも劣っています。
部分的にすが入っている状態であれば、その部分を取り除いて使いましょう。
全体的にすが入っている場合は細かくカットしたり、油でカリッカリに揚げるなどして食感をごまかすのが得策です^^
もともと味付けが濃い目のレシピを選ぶことで、風味の劣化を補うこともできますよ!
中がスカスカになっている以外の異変(ぬめり・異臭・変色など)がある場合は、食べられない状態になっているので処分してくださいね。
スカスカになっている程度であればギリギリセーフなので、調理法を工夫して美味しくいただきましょうヽ(*´∀`)ノ