あたたかい季節になるといよいよたけのこの季節です!
でも、ご存知の通りたけのこはあく抜きするのが大変。しっかりあく抜きしないとえぐくて食べられませんからね、時間をかけて確実にあく抜きをしちゃいましょう。
ちなみに、あく抜きと言えばぬかを使う方法が有名ですが、無洗米や塩だけでもあく抜きをすることは可能です。
無洗米にはぬかの成分がないので使えないと思われがちですが、無洗米をそのまま使えばある程度はぬかを抜くことができるのです。
無洗米を使うのに抵抗がある人は、塩を使ったあく抜きをお試しください。効果は薄いですが、とりあえず食べられるくらいにはあく抜きできますので^^
ということで今回は、「無洗米や塩を使ったあく抜きの方法」についてわかりやすくおまとめしてみました(*・∀-)☆
たけのこのあく抜きを無洗米でする方法を詳しく解説!
それでは早速、無洗米を使ったあく抜きのやり方をご紹介します!無洗米に鷹の爪とだしパックをプラスするとより効果を感じられると思います♪
準備するもの
無洗米を使ったあく抜きの方法
まずはたけのこの皮を2~3枚剥きましょう。その後に全体をサッと水洗いします。
市販のものではなく獲れたてものだった場合は泥がついていると思いますので、この段階で落としておきます!
② 先端を切り中央に切り込みを入れる
たけのこの先端5~6㎝を斜めに切り落とします。さらに真ん中の繊維に沿って深さ2~3㎝ほどの切込みを入れましょう。
切れ目を入れる事によって火が通りやすくなります。又、先ほど剥いた外側の皮とは別に食べれる芯の部分を包んでいる皮を剥く際も作業しやすくなります。
また、根元の堅い部分がついている場合は、そこも切り落としてOKです。
③ 茹でる
深さのある鍋にたけのこを入れ、全体を水が覆うぐらいの量を入れます。この時点で同時に無洗米と唐辛子も入れましょう。
もしたけのこが浮いてくるようなら落としぶたをして、上からおさえるのがポイントです!
この作業が終わったら、沸騰するまで強火で加熱します。ぶくぶくと煮立ってきたら、弱火に切り替え、あくをとりながら1時間ほど茹でましょう。
途中でお湯が少なくなってきたら、またたけのこが隠れるぐらいのお水を足してくださいね。
④ 火の通り具合を確認する
時間が経過したら、火は止めず、茹でながら竹串を堅い根元の部分などに刺して火の通り具合を一旦確かめます。
スムーズに竹串が刺さるようなら完全に火が通っているので火を止めましょう。
茹でる作業が終わっても、たけのこは鍋に入れておいたまま、一晩(8時間以上)放置してしっかりたけのこを冷まします。
この茹で汁に長時間つけておくのがとても大切なので、焦らずじっくりあく抜きしてくださいね^^
⑤ 皮を剥く
十分時間が経過したら、鍋からたけのこを取り出しきれいに水洗いします。
洗い終わったら、あらかじめ繊維に沿って入れておいた切れ目に指を差し込み、皮を剥いていきましょう。
※ この時、内側の薄くて柔らかい皮が出てくると思うのですが、ここは「姫皮」と呼ばれ、食べれる部分なので捨てずにとっておきましょう!
和え物にしてもおいしいですが、シンプルにお刺身にしてもおいしいですよ^^
以上が無洗米を使ったあく抜きの方法になります!
無洗米を使う方法はぬかのようにお鍋に汚れがつかないので、片付けが簡単というメリットがあります♪
たけのこのあく抜きを塩でする方法詳しく解説!
つづいて塩のみを使ったあく抜きの方法を見ていきましょう(´・∀・)ノ゚
準備するもの
塩を使ったあく抜きの方法
無洗米の項目でも紹介したようにまずは皮剥きから始めましょう。
2~3枚皮を剥いた後は、たけのこの先端を5~6㎝ほど切り落とし、堅い根元がついている場合はそれも切り落とします。
その後は、真ん中の繊維に沿って深さ2~3㎝の切れ込みを同様に入れましょう。
② 茹でる
こちらも無洗米の時と同様にまずはたけのこを鍋に入れ、全体がつかるまで水を入れます。さらに、塩も入れておきましょう。
強火にして沸騰するのを待ち、ふつふつと煮立ってきたら弱火に切り替え、30分ほど茹でます。
③ 火の通りを確認する
火を止めずに、竹串などでたけのこの火の通り具合を確認しましょう。スムーズに刺さるようでしたら火が通っている証拠です。
火が通っているの確認したら、たけのこが冷めるまで放置します。冷めている間にもあくが抜けていくので、流水で冷したりしないでくださいね!
⑤ 皮を剥く
最後に無洗米の時と同様に皮を剥いて作業は完了です。
塩を使っているのでたけのこに味が移っている可能性があります。水洗いのついでに、気になる方はここでしっかり洗いながしておきましょう。
もし、味見した時にえぐみが残っている場合はあく抜きが足りていない可能性があるので、10~20分ほど水にさらしてみてください。
さらしすぎるとたけのこの香りまで抜けてしまうので、さらす時間にはご注意ください!
それでもえぐみが残っている場合は、食べやすい大きさにカットしてから再び②工程に戻って茹で直すところから始めましょう。
たけのこの風味も飛んでしまう可能性が高いですが、えぐみは抜けると思います。
以上が塩を使ったあく抜きの方法の紹介になります^^
ちなみに、塩を使うあく抜きは目に見えてあくが浮いてくるわけではありません。
イメージ的には、ほうれん草やブロッコリーを下処理する時と同じようなかたちを想像してもらえればわかりやすいと思います。
塩のみのあく抜きは手軽にできる分、ぬかや無洗米じゃないお米を使った方法よりも効果が薄くなりがちです。
何もないよりはましという程度で考えておく方が良いかもしれませんね!
たけのこのあく抜きに無洗米や塩を使う時の注意点!
ここからは、無洗米や塩を使ったあく抜きの注意点について補足しておきます
無洗米のとぎ汁のみはダメ!
無洗米のとぎ汁のみを使ったあく抜きは使用NGです。
理由としては、無洗米のぬかがほとんどついていない状態から出たとぎ汁は成分が薄いのでほとんど効果が見込めません。
無洗米そのものを使うのはもったいと思うかもしれませんが、あく抜きに使う場合はとぎ汁ではなく必ず無洗米そのものを使うようにしましょう。
当然のことながら既に炊いた後のお米もNGです(´Д`。)
塩の入れすぎには要注意!
そのままなんですが、塩を入れすぎないように注意しましょう。
塩は調味料なので必要以上に入れすぎるとたけのこに塩味が染みこんでしまい、使える料理の幅が少なくなってしまいます。
水につけて洗い流せばある程度味は薄まる場合もありますが、一緒にたけのこの風味まで抜けてしまう可能性もあります。
最初から塩を入れすぎないようにすることが重要です!
ぬかを使ったあく抜きよりも効果は薄い
ここまで読んでもらった通り、無洗米や塩だけでもたけのこのあく抜きをすることは可能です。
しかし、本命のぬかを使ったやり方に比べると、どうしても効果が薄くなってしまうことが多いようです。
ぬかにはたけのこを柔らかくする成分やカルシウムも多く含まれているので、やはりたけのこのあく抜きに一番向いていると言えるでしょう。
無洗米や塩はあくまでもぬかの代用品という位置づけで考えて、可能であればぬかを用意する方がより確実だと思います!
共通する注意点
これは無洗米や塩を使ったやり方に限った話ではないのですが、たけのこは手に入れてからできるだけ早い段階であく抜きをすることが大切です。
理由は、たけのこは収穫してから時間がたつにつれてえぐみの成分が増えていく性質があるからです。
もしあく抜きするまでに時間が経ってしまった場合は、あく抜きの茹で時間を少し長めにするなどして対処しましょう。
それでもダメな場合は油を多く使う料理や味付けの濃い料理でえぐみをごまかしてしまうのがおすすめです^^
まとめ
以上、無洗米や塩を使ってあく抜きをする方法についてお届けしました!
おうちにぬかがない場合でも、無洗米や塩さえあればたけのこのあく抜きは可能です。
ただし、ぬかに比べると効果は薄いので、あまり期待しすぎないようにしてくださいね。
注意点は、
の2点です。
これに加え、手に入れてからできるだけ早くあく抜きすることも忘れないようにしてくだだいね!
しっかりあく抜きして、美味しいたけのこをいただきましょうヽ(*´∀`)ノ