銀杏、おいしいですよね(●´艸`)
もちっとした食感にコクのある甘み、そしてちょっぴりほろ苦いのが銀杏のおいしさです。
とはいえ、この苦味が苦手な人もいるでしょう。
特に、自分で調理した銀杏の苦味には敏感になってしまうようです。
「もしかして悪くなっていたんじゃないか?」と心配になってしまう人もいるかもしれません。
ということで今回は、「銀杏の苦味の原因と苦味をおさえる食べ方」についておまとめしてみました!
苦い銀杏は食べても大丈夫?
冒頭部分で書いたように、銀杏はある程度苦いものです。この苦味も含めて銀杏の味なので、多少古い銀杏だからといって過度に心配する必要はありません。
銀杏が本当にダメになっている時は、カラカラになっていたり、カビが生えたりしているものです。もちろん腐敗して異臭がすることもあります。
なので、ちょっと苦味が強い程度なら食べても問題ありません。
また、銀杏の苦味は食べ方によってかなり違いが出ます。この話は後半でお伝えしているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
銀杏の苦味成分について解説!
前置きが長くなってしまいましたが、ここからは銀杏の苦味成分についてみていきましょう。
銀杏が苦い理由は、銀杏に「アルカロイド」という苦味成分が含まれているからです。
アルカロイドとは窒素を含んでいるアルカリ性の植物成分の総称で、銀杏の場合「4′-O-メチルピリドキシン(通称:ギンコトキシン)」と呼ばれる物質が含まれています。
わたしたちの身近にあるアルカロイドには、「ニコチン」や「カフェイン」などがあります(´・∀・)ノ゚
ところで、銀杏を食べ過ぎると中毒になるからあまりたくさん食べてはいけないという話をきいたことはありませんか?
実は、その中毒症状を起こす成分こそ、「4′-O-メチルピリドキシン(ギンコトキシン)」なのです。
大人なら少しくらい食べても問題ありませんが、子供は話が別です。
明確な数は提示できませんが、10個でも中毒症状を起こすことがあるので注意が必要です。
ちなみに、ギンコトキシンは熱を加えても分解されることはありません。加熱しているから大丈夫と考えないようにしてくださいね!
参考記事:「銀杏の食べすぎには要注意!何個までなら大丈夫?」
銀杏の苦味を抜く方法はあるの?
銀杏の苦味を抜くには、苦味成分であるギンコトキシンを抜けば良いという理屈になります。
ですが、残念なことにそのような方法を示した情報は見つかりませんでした(-∀-`; )
かわりに調理師の方がお店に出す前にしている処理についての記述を見つけました。
よければ参考にしてみてくださいね!
② 海水よりちょっと薄いくらいの塩水を作る
③ 塩水に銀杏を入れて1日以上放置
④ 銀杏炒りを使って直火で炒りあげる
ギンコトキシンが水溶性かどうかもわからなかったので、この方法で苦味が抜けるのかどうかも不明なんですが、強い塩味で苦味がごまかせるのかもしれませんね。
銀杏の苦味をごまかす食べ方について!
濃い塩水以外でなんとか苦味をごまかす食べ方はないものかと調べていたら、いくつか使えそうなアイデアが見つかったのでご紹介いたします!
シンプルに味の濃いマヨネーズでごまかす食べ方です。あのなんでも包み込んでしまう濃厚な味わいなら銀杏の苦味くらいイチコロでしょう。
お好みでからしを加えて、からしマヨネーズにしてもおいしそうです。七味マヨネーズとかもいけそうな気がします。
● チーズ
茹でた銀杏の上にとろけるチーズをのせ、オーブントースターで焼き上げます。やはり濃厚なチーズの風味が銀杏の苦味を包みこんでくれるでしょう。
● うずら卵といっしょに
銀杏の串焼きのひとつをゆでたうずら卵に変更しましょう。うずら卵のまろやかな黄身が銀杏の苦味をまろやかにしてくれる食べ方です。
とりあえず、良さそうな食べ方を3つ選んでみましたが、共通するのは味が濃くてまろやかなものといっしょに食べるということですね。
当然といえば当然かもしれませんが、言われてみなければ気づかない食べ方ですよね。
銀杏の苦味が苦手な人は、ぜひ試してみてください(*・∀-)☆
ひとこと。
おつかれさまでした!
ちょっと長くなったので、要点だけまとめておきましょう(●´∀`)ノ
とりあえず、銀杏の苦味を完全に抜いてしまうのは無理そうなので、身近なマヨネーズあたりでごまかして食べるのが良さそうです。
炒った銀杏をそのまま食べて苦いと感じるのは当然なので、過度に心配しないでくださいね。
あと、食べすぎは要注意です(`・ω・´)ノ