蒸し暑い時期のランチタイムには、冷たい冷やし中華が食べたくなるもの。しかし、頻繁にコンビニやスーパーで冷やし中華を買おうものなら、食費がかさんで仕方ありません。こうなれば、「冷やし中華弁当」を自分で作ってしまいましょう。
とは言え、お弁当に麺類を入れるのにはちょっとした勇気が必要です。「麺がくっつかないのか?」「麺はのびないのか?」など麺に関する不安がてんこもりですからね。この記事ではそのあたりの問題をクリアしていただくのが目標です(´・∀・)ノ゚
ということで今回は、「くっつかない冷やし中華弁当の作り方」についてわかりやすくおまとめしてみました!
もちろんくっつかない方法だけじゃなく、それ以外のおいしく食べるためのポイントもお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてください(*・∀-)☆
くっつかない冷やし中華を作るコツ3選!
冷やし中華に限らず中華麺はゆでた後にそのまま放置しておくとすぐにくっついてしまいます。これは麺の原料である小麦の中の「でんぷん」が、ゆでることで麺の表面に出てきて、そのまま固まってしまうことが原因です。
冷し中華を合体させないためには、この状態にならないようにあらかじめ手を打っておけば良いのです。具体的には、以下の3つの方法をおすすめいたします(`・ω・´)ノ
市販の焼きそば麺などがそうであるように、麺の表面を油分でコーティングすることで、でんぷん融合(造語)をある程度防ぐことができます。
食べられる油であれば別に何でもOKですが、冷し中華なのでごま油との相性がよろしいかと。ごまの香りが苦手な場合は、シンプルにサラダ油を使いましょう。麺1人前に対し、小さじ1くらいでOKでしょう。
● 麺にゆでもやしを混ぜ込む
油の代わりにゆでもやしを麺に混ぜ、麺と麺の接触を減らそうという寸法です。油分コーティングに比べると、カロリー的にも見た目的にもヘルシーなので、ネット上でもよく登場する方法です。都合よく冷蔵庫にもやしがあればぜひお試しください。
● 一口サイズにまるめておく
麺だけで何とかしたい!というのであれば、麺をフォークでくるっとまいて、一口サイズにまとめてからお弁当に詰める方法もあります。
麺だけなので多少はくっついてしまいますが、ひとかたまりになることはないので、つゆで簡単にほぐすことができます。すぽっと取れるのでつけ麺スタイルの冷し中華弁当にもおすすめです。
麺をのばさないために方法を解説!
この項では、もうひとつの不安要素である「麺がのびるかも問題」を解決しておきましょう。ご安心ください、そんなにのびませんから。
麺がのびるというはイメージの問題が大きく、実際のところそんなにのびたりしません。というのも、麺がのびてしまうのは麺の周りに水分がたくさんある時だからです。
そもそも麺がのびるというのは、麺が水分を吸って表面と中心部分が同じくらいの水分量になった状態を指します。なので、吸収する水分が周りになければのびたラーメンのような状態にはなりようがないわけです。
これを冷し中華弁当で考えると、
くらいのことをやらかさないとそういう状態になりません。
なので、多少はのびるのは仕方ないですが、心配しているようなぶよぶよ麺にはそうそうならないのです(´・∀・)ノ゚
このことから、麺をのばさないようにするには、
(具の下にラップを敷いてもOK)
というようにのびる原因の逆をすれば良いことがわかります。
ちょっとまわりくどい説明になってしまいましたが、とにかく麺の周りに水分を近づけなければ大丈夫ということです(ノ `・∀・)ノ゙
お弁当が傷まないための工夫を解説!
さて、ここまでで冷し中華弁当の二大不安要素については解決できたのではないでしょうか。最後に暑い季節特有のお弁当の傷みについて補足させていただきます。
冷やし中華に限らず、夏場になってくるとお弁当がお昼までもたないということがよくあります。冷やし中華には痛みやすい玉子やハムも入っているので注意が必要ですね。
ちょっと不安をあおるような書き方になってしまいましたが、ちゃんと対策しておけばそれほど心配する必要はありません。何もせずにそのまま持っていかないで!という呼びかけなのです。
まず用意していただきたいのは「保冷剤」。ケーキ屋さんでもらえるような小さな保冷剤でもOKですが、さすがにひとつでは心もとないので、いくつか用意しておくと安心です。数がない場合は100均やホームセンターでそろえると安上がりです。
さらに万全を期すなら「保冷バッグ」です。ちょっとおおげさかもしれませんが、温度が高いところに置いておかなくてはならない場合はぜひとも導入してほしいアイテムです。これも100均で購入できます。
さらに、容器に入れた冷し中華のタレも凍らせておきましょう。小さいですが、これも保冷剤です。
さらにさらに、デザートとして小さなカップゼリーを凍らせて麺の上にのせておくという小技もあります。ネットで知った技ですが、なかなか良いアイデアですね。
ここまで対策しておけば、とりあえずは安心かと思います。食中毒を防ぐのが一番の目的ですが、冷やし中華は冷えている方がおいしいですからね。保冷して損はありません!
ひとこと。
おつかれさまでした!ここまで読んでくれたあなたなら、もう冷やし中華弁当をおそれることはありません。どんどん持っていきましょう。
今回お伝えした内容は、麺系のお弁当には応用できる部分が多いかと思います。素麺に油は違いますが、一口サイズにまとめて詰めるなどの方法は十分役に立つのではないでしょうか。
おいしい冷やし中華弁当で、暑い季節を乗り切りましょうヽ(*´∀`)ノ