愛しいあの方へ渡すために作ろうとした愛の生チョコ…。
チョコレートを砕いてボールに入れて、良い感じに溶けたと思っていたらいつのまにか油が浮くという非常事態。
一体これはどうしたことだ!?と目の前の分離したチョコレートを見つめながらアタフタしているあなたの姿が目に浮かぶようです。
大丈夫ですよ、まだ失敗したとは限りませんから。
生チョコはなかなかに繊細なスイーツなので、ちょっとしたミスから油が浮くなんてことはよくあることです。
ただ、油が浮く原因はいくつかあるので、その原因は知っておいた方が今後のためになるかと思います。
といことで今回は、「生チョコに油が浮く原因と対処法」についておまとめしてみました。
多くの場合、溶かす温度が高過ぎるか、熱がチョコに伝わる前に混ぜ過ぎているかのどちらかが原因です。油が分離した状態のまま固めてしまうと表面に油が浮くことになります。
まり突っ込むと長くなるので、詳しくは本文で解説しますね!
まずは、目の前にある分離したチョコをなんとかするべく、復活できるかもしれない対処法からお伝えしましょう(*・∀-)☆
生チョコの油が浮く!この対処法で分離から復活できるかも!?
それでは早速、分離したチョコを復活できるかもしれないテクニックをご紹介します!
しつこいですが、この方法で必ず復活するわけではありません。
ただ、やらないよりはマシですので、ぜひチャレンジしてみてください(ノ `・∀・)ノ゙
少しずつ生クリームを加えて混ぜる!
② チョコが溶けだしたらゴムベラでゆっくり混ぜる
③ 生クリームを沸騰直前まで温める
お鍋のフチに小さな泡がでてきたら頃合いです。
④ 溶けたチョコに生クリームを少しずつ加え混ぜる
生チョコ約150gに対し生クリーム大さじ1くらいが目安です。
あくまでこれは目安ですので、様子をみて調整してくださいね!
⑤ ボウルを湯煎から離して10秒ほどゆっくり混ぜる
⑥ 湯煎に戻し再度ゆっくり混ぜる
⑦ 生クリームを少しずつ足しながら⑤と⑥を何度か繰り返す
チョコにツヤが戻ってきたら復活成功ですヽ(*´∀`)ノ
生クリームがもうない場合は同じ分量の牛乳でも代用可能です。
生クリームでも牛乳でも入れすぎてしまうと生チョコが柔らかくなってしまうので、入れすぎには注意しましょう!
生チョコに油が浮く原因についてざっくり解説!
ここからは、そもそもチョコに油が浮くことになった原因について詳しくお伝えしていきます。
温度が原因の場合
チョコレートの温度が高くなりすぎると、油分が分離してしまうのは冒頭でお伝えしたとおりです。
そして、生チョコ作りでチョコの温度が高くなりすぎてしまう代表的な原因は、生クリームの温度が高すぎるというものです。
よく生チョコのレシピで生クリームは沸騰寸前まで加熱すると書かれていますが、ほんとに沸騰寸前まで待っていたら温度上がり過ぎてしまう可能性が高くなります。
ちなみに、生クリームの適切な温度は85℃前後。
温度計があれば一番確実なんですが、ない場合は対処法のところでもお伝えしたように、生クリームを入れた鍋のフチに小さい泡が出てきたタイミングで加熱をストップしましょう。
ちょうど85℃というわけではありませんが、それくらいが目安となります。
生クリームは温度が上がりやすいので加熱する際は目を話さないようにしてくださいね。
ちょっと目を離している間にブックブクになることもあるので注意が必要です!
混ぜるタイミングが原因の場合
溶けたチョコと加熱した生クリームを混ぜるタイミングによっても油分が分離してしまうことがあります。
まずチョコレートの油分が分離してしまうケースですが、これは湯煎の開始後まだチョコレートに熱が伝わっていない状態で混ぜ過ぎてしまうのが原因です。
ある程度熱がチョコレートに伝わり、良い感じに溶けたところで混ぜるのがポイントです。
そしてもうひとパターン。
こちらは温めた生クリームの熱でチョコレートを溶かすようなレシピの時に起こりやすい現象です。
温めた生クリームをチョコに入れてすぐに混ぜてしまうと、熱がチョコレートに上手く伝わらずに油分が分離してしまうことがあります。
いずれにせよ、チョコレートに熱が伝わりきる前にかき混ぜてしまうことが原因です。
これは本当に単なる作り方のミスなので、焦らずゆっくりすれば回避することができますよ。
あとちょっと質は違うんですが、チョコレートに水分が入っても油分は分離してしまいます。
ただこの場合は、油が浮くというよりもなんというかツヤが消えてボソボソした感じになります。
この水分による油分の分離に関しては元の状態に復活させるのは困難なので、生チョコは諦めて他で活用することをおすすめします。
豆知識!生チョコ作りで分離しやすいチョコの種類とは!?
ここからは豆知識なんですが、実は手作りチョコに使うチョコレートの種類によっても分離しやすい、しにくいがあったりします。
分離しやすいチョコレート、それは市販されているそのまま食べる用のチョコです。これらのチョコには植物油脂が含まれており、それが分離しやすい原因となります。
分離しやすいというだけで、使ってはダメということではありません。丁寧に作れば分離させることなく上手に仕上がりますよ!
反対にに分離しにくいチョコは、製菓用のチョコになります。
その中でも一番おすすめなのは、植物油脂が含まれていない「クーベルチュール」。
手作り用のチョコを選ぶ時は、パッケージ裏の原材料のところをチェックしてみてくださいね♪
まとめ
今回は、生チョコが分離してしまった際の復活方法、そして分離の原因についてご紹介しました。
生チョコに油が浮く原因は、
ということですね。
生チョコは温度が高すぎても低すぎてもダメというというデリケートなスイーツです。しかし、その分成功した時は格別な美味しさになります。
今回は残念ながら油が浮くような仕上がりになってしまいましたが、ここまでしっかり読んでくれたあなたなら次は成功するはずです。
自信を持って、丁寧に生チョコを作ってくださいね(●´∀`)ノ
あー、生チョコのことばっかり調べてたら、なんだかわたしも生チョコを作って食べたくなっちゃいました(笑)