あなたが今この記事を読んでいるということは、どこかでトマトが二日酔いに効くという情報を目にしたからではないかと思います。
はい、実はわたしも最近このことを知りました。
で、一足先にいろいろと調べてみたんですが、思っていた以上に科学的な根拠があってびっくりした次第です。
ただ、ちょっと難しい部分もあったのでわたしなりに簡単にまとめてみることにしました。
どちらかというと二日酔いを予防するタイプの内容ですので、現在進行形の方はとりあえずお水をたくさん飲みましょう。水分補給が第一です(`・ω・´)ノ
二日酔いに効くメカニズムは?
まずは前知識として二日酔いになるメカニズムを簡単にご説明いたします。そんなの知っとるわ!という方は飛ばしてもらっても大丈夫です。
さて、二日酔いの原因は、アルコールを分解する過程で作られる「アセトアルデヒド」という物質にあります。
アセトアルデヒドはさらに分解され、結果的に水と二酸化炭素になり体外に排出されるのですが、この分解が追いつかないと体内にアセトアルデヒドが残った状態になります。
アセトアルデヒドには毒性があるので、体内に残っていると吐き気や頭痛を引き起こす原因になるということがわかっています。簡単にいうと、これが二日酔いの正体ですね。
さらに、アルコールを分解する時には体内の水分が使われるので、二日酔いの時は脱水症状とまではいかずとも水分不足の状態にあることが多いと思われます。冒頭でとりあえず水をと書いたのはこのためです。
水分不足が脱水症状にまで進むと、これはこれで頭痛などを引き起こしますので、二日酔いの症状を悪化させる原因となります。
はい、ちょっと長くなってしまいましたが、これくらい知っておいた方がトマトの活躍ぶりを楽しめると思います(*・∀-)☆
トマトがどう活躍するのかを解説!
ややこしい説明は省いてざっくり解説すると、トマトに含まれる栄養成分の中にはアルコールを分解する酵素を活性化させる働きがあります。
この働きによりアルコール(アセドアルデヒド)が血液中に残る量(血中アルコール濃度)を下げることができるので、結果的に二日酔いになりにくくなるというわけです。
ちなみにこの働きは「効果があるらしい」というものではなく、アサヒさんとカゴメさんが共同研究して導き出した科学的根拠に基づいた研究結果です。
トマトが二日酔いに効くということをSNSや口コミで知った人も多いかと思いますが、十分信頼できる情報なのでご安心ください。
トマトはいつ食べるのが効果的なの?
これも先ほどの研究を参考にしているんですが、トマトはお酒と一緒に食べるのが効果的と言えます。
二日酔いになる前にちょっとでもアルコールを分解してしまおうというのがトマト作戦なので、二日酔いになる前にトマトを食べる方が望ましいのです。
良い意味で、火に油を注ぐような感じですかね。例えがちょっとおかしいか(´Д`。)
試してみる価値はあるとは思いますが、個人差が大きいのではないかと思います。
ちなみに研究の時は生のトマトではなく、カゴメさんらしくトマトジュースを使っての実験でした。
居酒屋で飲んでいる時ならスライストマトなんかを注文すれば良いのですが、宅飲みなどでトマトがない場合と多いかと思います。生のトマトにこだわるとこれがネックになりますね。
その点トマトジュースなら近くのコンビニに行けばすぐ手に入ります。洗って切るという手間も省けるので、二日酔いを防ぐという意味ではどちらかというとトマトジュースの方が便利だとわたしは思います。
宅飲みで盛り上がりそうな時は、アルコール類といっしょにトマトジュースも何本か用意しておくのもアリでしょう(´・∀・)ノ゚
やはり先ほど研究データなんですが、100ml(カップ酒約半分)といっしょにトマトジュースを680ml(160ml缶×3本社)飲だところ、トマトジュースを飲んでいない時と比べ、血中アルコール濃度が約3割程度減少したとのことです。
またアルコールが抜ける時間に関しては、トマトジュースを飲んでいない時の5時間に比べ、約50分も早くアルコールが抜けるという実験結果が示されていました。
トマトジュースをそんなにガブガブ飲むのも大変だと思うので、とりあえず500mlのペットボトルを1、2本用意してみてはいかがでしょうか。
ひとこと。
おつかれさまでした!ちょっと長くなってしまいましたが、なんとなくご理解いただけたでしょうか。
考えてみるとトマトジュースをベースにしたカクテルもあるくらいですから、昔の人は経験からトマトが二日酔い防止に効果があることを知っていたのかもしれませんね。
しかしながら、いくらトマトの効果が実証されているといっても、それは二日酔いになりにくいというだけで完全に防げるというわけではありません。
トマトの力を借りるとしても、自分に見合ったお酒の量をこえないように注意してくださいね!
まぁ、それが難しいんですけど…(´Д`。)