美味しいご飯と言えば、やはり土鍋で炊いたご飯。ご飯にこだわりがある人なら口を揃えてそう言います。最近はデザイン性に優れたおしゃれな土鍋もたくさん売られているので、マイ土鍋を持っている人も多いのではないでしょうか((*´∀`))
さて、そんな土鍋ご飯ですが、慣れるまではがっつり焦げつかせることもあるでしょう。しかし、お焦げなんぞに負けてはおれません。そんな時は「重曹」を使ってキレイに落とすのです。
ということで今回は、「重曹を使ったご飯系お焦げの落とし方」についておまとめしてみました。ちなみに重曹はご飯だけでなく、お肉やお魚の焦げ落としにも使えますヽ(*´∀`)ノ
重曹を使った焦げの落とし方
焦げを落とす前にひとつ注意していただきたいのが、慌てて擦らないないことです。
金たわしやスプーンなどの金属、またはクレンザーなどの研磨系洗剤を使って擦ってしまうと、焦げだけではなく土鍋そのものにダメージを与えてしまう可能性があります。大切な土鍋を傷つけないためにも、この点には十分ご注意ください。
もし何かで擦りたい場合は、「ペットボトルの蓋」がおすすめです。底の方を使って擦れば、ある程度の焦げは落とせますよ(´・∀・)ノ゚
それでは重曹を使った落とし方について見ていきましょう!
【手順】
必ず水を入れてください。お湯だと効果が半減してしまいます。
② 重曹を入れる
重曹は水200ccにつき大さじ2杯くらいを目安にしてください。ちょっと多いかなと思うくらいでちょうど良い感じになります。
③ 弱火で沸騰させる
沸騰するまで煮立てましょう。沸騰後はしばらく加熱し続けます。
④ そのまま一晩かけて冷ます
急ぐ場合はお湯が冷めた時点で中身を捨ててもかまいませんが、浸け置き時間が長い方がより焦げが落ちやすくなります。
⑤ スポンジなどで擦り洗う
焦げが浮き上がっていれば、後はスポンジで擦り落とせばOKです。
この方法で大切なのは、水から火にかけるところにあります。繰り返しになりますが、沸かしたお湯に重曹を入れても効果半減ですのでご注意ください!
また④の時点で焦げが全く浮き上がっていない場合は、もう一度重曹を加えて煮立てると良いでしょう。一回で焦げが落ちなくても数回繰り返すことでキレイになる場合もあります(`・ω・´)ノ
重曹が焦げに効果的な理由について
実はお焦げにも種類がありまして、焦げの元となった食材により酸性とアルカリ性に別れます。ちなみにご飯や肉・魚の場合は酸性のお焦げになりますので、アルカリ性の物質が有効になります。
重曹は加熱すると二酸化炭素と炭酸ソーダに分解されます。このうち炭酸ソーダという物質がアルカリなので、酸性のお焦げを中和して落ちやすくします。と同時に二酸化炭素の発泡力により焦げが浮かび上がってくるという仕組みです(´・∀・)ノ゚
余談ですが、焦げの原因が野菜やキノコ類の場合はアルカリ性の焦げになりますので、酸性の物質が有効となります。よく使われるのはお酢ですが、臭いが気になる場合はクエン酸を使用すると良いでしょう。
ひとこと
以上、「土鍋の焦げの落とし方」についてお届けしました。このようにお焦げには力ではなく、科学的に対処した方が効果的です。
重曹は焦げ落とし意外にも様々な用途がありますので、お家にない場合は準備しておいても損はないと思います。100均でも売られていますので、とりあえずのお試しにはおすすめです。
あと最後に補足となりますが、今回お伝えした重曹を使った落とし方はアルミ性の鍋には使えません。アルミはアルカリに弱く、重曹で煮込んだりしたら真っ黒になってしまいますのでご注意ください。
それでは、美味しい土鍋ご飯を炊きまくってくださいねヽ(*´∀`)ノ